ユヴァスキュラ・エリアに旅すべき5つの理由

ユヴァスキュラ・エリアではこんな体験があなたを待っています:自然の美しさに息をのみ、ここにしかない建築や文化に出会い、サウナで心身ともに癒され、ライトアップされた街に魅了され、幾千ものイベントにわくわくする。ユヴァスキュラ・エリアはどうしてそんなにユニークな旅先なのでしょう。

写真:Jukka Paakkinen

幾千もの湖と、4つの国立公園。

ユヴァスキュラ・エリアはフィンランド湖水地方の真ん中に位置し、ヨーロッパ最大の湖水域の一部を形成しています。ユヴァスキュラ・エリアにはなんと3700以上もの湖がきらめいていて、そのうち最大のパイヤンネ湖はフィンランド最長の湖でもあります。これらエリア内の湖ではその美しい風景だけでなく、クルージング、カヌーやカヤック、湖水浴など様々なアクティビティを楽しむことができます。ユヴァスキュラ・エリアには4つの国立公園もあります:レイヴォンマキ、南コンネヴェシ、ピュハ・ハッキ、サラマヤルヴィの各国立公園はそれぞれに特徴と魅力があります。

写真:Tero Takalo-Eskola

アルヴァ・アールト建築の首都。

ユヴァスキュラは、国際的に著名な建築家でありデザイナーであるアルヴァ・アールトの作風が、世界でいちばんはっきりと見られる場所です:ユヴァスキュラとその周辺エリアには、アールトの設計した建築物が全部で29か所もあります。ユヴァスキュラにあるアールト作品のなかでも特に貴重なものとしては、アルヴァ・アールト博物館、ムーラッツァロの実験住宅、またアールトの代表作のひとつとされるサウナッツァロの町役場などが挙げられます。ユヴァスキュラではガイドツアーで、あるいはご自分で足を運んで、アールト作品に簡単に親しむことができます。

ペタヤヴェシの古い教会、写真:Eemeli Nättinen

エリア内にユネスコ世界遺産が2カ所。

ユヴァスキュラ・エリアには、フィンランドの7つのユネスコ世界遺産のうち2つがあります。一度の滞在で、ペタヤヴェシの古い教会の雰囲気と、シュトゥルーヴェの三角点アーチ観測地点群のひとつであるプオラッカ観測点からの雄大なパイヤンネ湖の景色との両方を体験できるのです。

写真:Julia Kivelä

フィンランドサウナの中心地、サウナ・リージョン・ウィークも。

ユヴァスキュラ・エリアは国際的にもサウナの中心地、サウナ・リージョンとして知られており、一年中サウナでじっくりと温まることができます。世界最大のスモークサウナやサウナヴィレッジ、またユヴァスヤルヴィ湖をめぐりながらサウナに入れるサウナボートなど、心に残る、珍しいサウナ体験もできます。毎年夏のハイライトはサウナ・リージョン・ウィーク。期間中、ユヴァスキュラ・エリアでは何十ものサウナイベントが開かれます。

写真:AKK Sports Oy/Toni Ollikainen

ユヴァスキュラ・エリアは活気がいっぱい。

ユヴァスキュラ・エリアではポップアップイベントから世界選手権まで、さまざまなテーマや規模のイベントが毎年5000以上も開催されています。特に有名なイベントとしては、例年7月下旬から8月上旬にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権のラリー・フィンランドがあります。秋にユヴァスキュラで開催されるヴァロン・カウプンキ(Valon kaupunki=光の街)には、光の芸術を観に毎年10万人もの人々が訪れます。ユヴァスキュラにはほかにも100カ所を超える常設ライトアップがあり、日の短くなる秋から冬の期間、橋や公共の芸術作品、建物の外壁などが光に包まれ、夕闇に美しく浮かび上がります。